昨日利用者の一人の女性と個人情報のことで、ちょっとした口論になった。僕がブログで登場させるイニシャルでは個人情報の漏洩になると怒りだしたのだ。 しかし個人情報というのは、簡単なようで深いものが内包されている。例えば僕は関学を出ているのだが、これはむしろ誇れる学歴である。しかしこれを東大生や阪大生の中で、言われたら、恥をかかされたとか、不利益を被ったといちゃもんをつけるような類のことである。また逆に僕は精神障害で、精神病院にも入院したことがある。これはどう考えても個人情報だが、入院はしましたが、紆余曲折を経て、それが糧となり肥やしとなって今の自分がありますとなる。そしてその入院したことが今ここまで成功した自分の踏切版の役割となったとなると、個人情報ではなくなるのである。
このような個人情報についての深い見識なしに、個人情報個人情報を連発すると、単に自分が好感を持ている人にはそんなことない。しかし少し距離を置いている人の言ううことなすこと、少しでも自分の利益にならぬことならすべて個人情報の漏洩となってしまう。そのことを人々もおぼろげながらわかってきたのか、一時ほど個人情報個人情報と口には出さなくなってきたようには思う。