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A型支援事業所カフェパピーナ TEL0727-67-7511
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福祉の闇について考えている。闇だから福祉にいる人間にとって、あまり面白くない耳の痛い話かもしれない。福祉は女所帯ゆえ、男を女々しくしてしまう。僕は格闘技を習っているのだが、言わばそれとは対照的な世界である。女々しくといえば弱弱しいということをイメージしてしまうが、その従事する人間にもたくましく、忍耐強い人もいる。
しかし勇気に欠けるところがある。「でっかい奴が勝つならば あたりきシャッポのこんこんちきよ ちびが勝つから 男が惚れた」というようなところがない。「長いものには巻かれろ」で権力に対しては従順で、上の者にはよう文句言わないところがある。いわば福祉は女の権力者が多いゆえ、下の者、利用者は上の者に対してよう物申さないのである。
しかしその不満の矛先は一体何に向けられるのだろうか?僕なら文章において昇華しようとする。それが出来ぬ者は、どうするのだろうか?その辺に闇が潜んでいるように見える。。
それと思うのは福祉は一つの目的に向かって、集団主義が発揮できにくいところがある。それ故自分のためではなくみんなのために、全体のために考え行動するということが疎かになる。従って奉仕や忠誠心というものが生まれず、高い道徳観念が育たない。言わば女は輝いても男は没落する社会なのである。
この事業所のB型の就労の現場で、賄いの料理を担当しているのがN君である。彼は家でも両親が悪く、その料理を作っている。素人ながら料理のちょっとした隠し味やコツを知っていて、粗削りだが磨けば光るものをもっている。
彼は以前極度に肥満していて、動作もスローモーだったのだが、ダイエットに成功し、今は小柄だが中肉中背の筋肉質の身体を取り戻している。その体験を基にした手記も書いていたが、それは少しとん挫しているようだ。
利用者のT君とも仲が良く、週末は一緒に伊丹で卓球したりバドミントンしたりして、運動不足を解消している。
現在彼女募集中のようだが、フェイスブックなどで盛んに交流を図るものの、大概筆禍るのは詐欺まがいの投資話を持ち掛けるハーフで、「そんなんばっかりか?」と嘆き節を漏らしている。。
その利用者というのは、三年目のこの事業所の中では古株で、彼女いない歴五十九年の男だった。それが去年の八月にその彼女と出会い、つきあい始めたらしい。
彼女は直接はこの事業所とかかわりがないが、その利用者は、彼女のために事業所のインターネット販売で買ったバッグを、誕生日プレゼントに挙げたようだ。
昨日も彼女が勤めるカラオケ喫茶に行ったら、その鞄にこれまた彼がプレゼントした、大阪万博のキャラクター人形である、「ミャクミャク君」を結び付けて提げて来てくれたらしい。
将来の夢として結婚までしたいようだ。昨日も聞くところによるとカラオケで、西城秀樹の「ちぎれた愛」を歌った。そしてその彼女がいる横で、「好きだ 好きだよ 好きなんだよー」と吠えて、その純真さ故に耳タブが赤くなるほど照れて、恥ずかしがったみたいだ。彼女がどう反応したかまではわからないが、何かラブラブに愛のエネルギーにその空間が満たされたという。
見事ゴールインしたらこの事業所で初のカップル誕生。我々も応援したいものだ。