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2025/09/16

夏野菜から冬野菜へ(Y.O.)


一日の仕事はじまりに農園へ足を運ぶと、赤とんぼの集団が低飛空している。
秋を感じさせる風景が広がってきています。

ただ炎天下では、気象庁が発表する気温より+5~10度は上がるため気温は40度を超えたりも…
まだまだ暑さは健在ですが、畑のほうでは夏野菜から冬野菜に代わろうとしています。

先週、あたらしく4つの畝を作りました。
ここにダイコンと白菜を育てていきます。
この日、農園作業の体験に来られていた方と共に、苗の植え付けを行いました。
どちらも一般的なお野菜なんですが、僕はまだ育てた経験がないので成長がとても楽しみです!


1枚目の写真の奥のほうに木の背丈ほどの植物が見えますでしょうか?

夏がはじまる前から成長しつづけているオクラです。
2メートルを超える高さとなり、ついに僕の身長も追い越されてしまいました。
株元を見ると、もう「木」ですよね。
植えたときはひょろひょろの苗だったのに。

長くお世話するほど、愛情もこもりますね。


2025/09/01

夏も後半、畑の状況(Y.O.)


8月も終わり、いよいよ夏も終盤に近付いてまいりました。

現在、農園では山下の畑を中心に野菜作りをしています。
遠くからみると、ほとんどサツマイモに覆われてる状態ですね!(写真1枚目参照)
去年は追肥を入れずに作りましたが、大きくてとても甘い紅はるかがたくさん出来ました。

今年は土の状況が良いのと、肥料もわずかに入れてます。
さらに、この異常な暑さと適度に降る雨がサツマイモには適切だったようで立派な葉とツルが伸びていました。とんでもなくおいしいお芋さんが収穫できそうです!
けれどもこの暑さと湿度は、人にとっては汗がとまらなく辛すぎますね。。

そのサツマイモの手前にありますのが新しく植えつけた黒豆です。
こちらも生育状況がよく、成長スピードが早くて驚かされます。
よく見ると、かわいらしいピンク色のお花が。このお花から近いうちに実がなります(写真2枚目)

黒豆はカメムシの大好物なので手入れをしないと全部食べられちゃいます。
これから彼らとの戦いがはじまる…


本日の収穫は、オクラ、ナス、ゴーヤ(写真3枚目)
ナスは暑さでへばってましたが、切り戻し剪定をしたことで、また実が付きはじめました。
切り戻し剪定とは、暑さでダウンしてしまう前に思い切ってバッサリと枝を短く散髪してしまうことを言います。
小さなナスが出来てきていても、実ごとざっくり切ってしまうから慣れていないと切るのに勇気がいる作業です。

収穫したナスをよーく見てみたら、なんとも可愛らしい3つ子ちゃんが居ました!(写真4枚目)
スーパーではお目にかかれないお野菜が見れるのも、農作業の特権なのかもしれません。


2025/08/25

農作業を抱える事業所(Y.O.)


先日、農業研修の一環で兵庫県小野市にある多機能型事業所、宿花(よみはな)さんの見学に行く機会がありました。
こちらでは「うどん職人えびす庵」を主に、農作業、室内では小野市の工芸品でもあるスギの木を使ったクラフト作業をされていました。

研修に参加されているのは8つほどの事業所で、いずれも農作業を抱えており、農業のベテラン講師からうまくいかない部分のアドバイスをいただいたり、講義から知識を得られる場となっています。

飲食店、農業、クラフト作業とあるのは私たちの事業所とほぼ同じ環境でしたので、参考になる箇所がたくさんあり…真剣にいろんな分野について質問させていただきました!

宿花さんも農業事業は手探りから始められたようでして、畑が水浸しになったから溝を掘ってみよう、といった試行錯誤をされてきたことや、地域と連携したレンタル農園の開設についてのお話も伺えました。

私たちの畑と大きく違ったのは、事業所との距離。
宿花さんの畑はすぐ目が届く距離にあり、どういった環境で野菜を育てているのか、作業がオープン化されているのはとても大きい。
急な天候悪化があっても様子を見に行けるので近場にあるのはメリットしかないですね。

農業だけで利益を上げるのは実際のところ厳しいです。
僕は将来、農業主体でがんばっていきたいのですが、おいしいお野菜が作れてもスーパーと同じお値段で売っていては儲けにはなりません。
もちろん、買っていただいたお客様にこのトマト美味しいわ!と言ってもらえると涙腺がじんわりくるほど嬉しいのですが…!

野菜を育てるのも単純な作業にみえて、奥が深いんです。
種類によって、植える時期、土の状態、水やりの加減、日当たりや肥料の状態、みんな違います!覚えきれない!

僕はまだ農業をはじめて4年目のひよっこです。いままで指示を出されてハイと作業してただけでした。
2年目に入ってから、なぜ枯れてしまったのだろう。なんでこんな虫が付くのか、色々疑問を持つようになり自分から動き、学び始めました。
真夏の草刈りなんて苦痛でしかないけど、植物と会話できるのはすごく楽しいのです。

余談が入ってしまいましたが、おなじ悩みを抱える事業所の方と相談し合えるのは心強いですね。
暑くて大変ななか、見学させていただきありがとうございました。

お昼に食べた、えびす庵のおうどんコシがあって絶品でした!!
大きすぎるゲソ天ミニ200円はお得すぎます!


2025/08/06

農園の作業風景(Y.O.)


今回は私たちの農園の風景や作業場をご紹介したいと思います。
作業場として使用しているのはどちらも川西市にある山下と国崎になります。

主に夏野菜を育てているのが、山下の畑です(写真1枚目)
おおよその広さが、20アール、600坪
一般的な住宅であれば、約15棟は建物が建てられる広さですね。

今年は梅雨の雨も極端に少なく、異常な暑さが続いた影響で夏野菜の収穫も終わりが見えてきました。
新しくエダマメをお迎えして…(写真2枚目)
9月末ごろからサツマイモの収穫もはじまります。

少し山奥にあるのが、国崎の畑です。
こちらは畑だけではなく、作業小屋、タマネギ小屋、炭焼き窯もあり、
鳥のさえずりが常に聞こえていて自然いっぱいの風景が感じられますよ(写真3~7枚目)

こちらの畑は、8アール、260坪ほどですが
施設全体をまとめると3倍辺りになり、山下の畑よりもかなり広く感じます。

変わりゆく自然と作業場の風景をこれからも配信していきますので、また覗きにきてくださいね。

2025/07/28

野生のトマトとの出会い(Y.O.)


僕はこの事業所で月に一度、農業の研修に行ってます。
午前中は室内で講義があり、午後からは野外で実習となっています。

教えてくださる講師の方が気さくでユーモアのある先生でして、書籍やネットからでは得られないたくさんの知識をいただけます。

先日こちらの研修場の農園で、野生のトマトとの出会いがありました。
野生と普通のトマトの違いとは?と思われるかもしれません。

トマトは、茎が折れないように支柱に固定してワキから伸びてくる芽を取りながら1本軸で育てていきます。
よけいな成長エネルギーを使わないために実に栄養が集中して甘いトマトができる。という育て方が一般的なのですが
僕は、せっかく成長しているワキ目をぶちぶち切ってしまうことに抵抗を感じていました。
トマト栽培歴も長くない自分はその育て方に従って育てているのですが…

野生のトマトは、手入れも何もされてなく芽はあちらこちらに伸びきっている。支柱に縛りつけられてもいないので、地べたにも着いてしまっている。どこからがどのトマトなのかもう訳がわからなくなってる!

トマトは地べたに付くと病気になりやすい。なのに、病気にもならず妙にイキイキとしていて、なんでだろうと思いよく観察してみると、たくさん伸びた芽や雑草がクッションになって助け合っていたんです。

僕はこのとき、自然に無駄なものはないのだとより感じるようになり
人がおいしいとお野菜を食べるだけではなくて、植物にとっても清々しく成長できる育て方をしてあげたいなと。大きな目標に気づかせてもらえた一日となりました。



その後、講師の方に野生トマト大きくなりましたか?!と目を輝かせて質問したところ、
「ジャングルのようになってて収穫大変やから育てるのやめた」と笑顔で言われてしまい、こちらも笑ってしまいました。

自然との両立の道はまだまだ険しそうです。

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